Dockerfile
でビルドする環境によって変更したいパラメータがある場合に docker build
時に任意の引数を設定する方法を説明していきます。
前提条件
- macOS Big Sur : 11.5.2
- Docker : 20.10.13
- Docker desktop : 4.6.1
引数の設定方法
下記のように --build-arg
オプションで任意の引数の名称と値を設定します。
$ docker build -t sample:1.0.0 --build-arg ARG_VER=stg .
設定された引数の受け取り方
ARG
を使用して docker build
で指定されたパラメータを受け取ることができます。
FROM node:16.13.0 as build-stage
ARG ARG_VER="dev"
RUN echo $ARG_VER
もし、ビルド時に引数が設定されていない場合は、 ARG ARG_VER="dev"
で指定した dev
が ARG_VER
の初期値として設定されます。
最後に
環境に応じて任意の引数を設定することができるので、開発環境や本番環境などの切り替えを同一の Dockerfile
でできるようになります。
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