Go 言語
の WAF
( Web Application Framework )である Gin
を使ったプロジェクトの作成方法を説明していきます。今回はプロジェクトを新規作成してブラウザ上で「 Hello World!
」と表示するところまでを説明していきます。
Go 言語 とは
Google
で開発されたプログラミング言語です。「軽量・高速・シンプル」なプログラミング言語とされています。
2009年に登場した新しいプログラミング言語ですので、それまでに登場しているいろいろなプログラミング言語の良いところが取り入れられています。 C 言語
や Python
の影響を受けたプログラミング言語です。
Gin とは
前提条件
今回、プロジェクトを新規作成するにあたり、 Go 言語
のインストールと GOPATH
と GOROOT
の設定は完了済みの前提で説明をしていきます。
環境は下記の通りです。
- macOS : Catalina:10.15.4
- 開発エディタ : GoLand
- Go 言語 : 1.13.3
Gin のインストール
下記のコマンドを実行して Gin
をインストールします。
go get github.com/gin-gonic/gin
インストールが成功すれば、 $GOPATH/src/github.com/gin-gonic/gin
が新たに作成されるので、作成されていればインストール成功です。
プロジェクト新規作成
Go 言語
の IDE
である GoLand
でプロジェクトを新規に作成して、 $GOPATH/src/
のディレクトリに hello
というプロジェクトを作成します。
プロジェクトが作成されたら hello
ディレクトリに main.go
というファイルを追加します。
HTML ファイルの作成
Hello World!
を表示するための html
ファイルを作成します。 html
ファイル保管用の templates
ディレクトリを作成し、その中に hello.html
ファイルを追加します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Hello World!</title>
</head>
<body>
<h1>Hello World!</h1>
</body>
</html>
main.go の実装
main.go
は下記のように実装します。
package main
import "github.com/gin-gonic/gin"
func main() {
router := gin.Default()
router.LoadHTMLGlob("templates/*.html")
router.GET("/", func(c *gin.Context) {
c.HTML(200, "hello.html", gin.H{})
})
router.Run()
}
動作確認
ターミナルで main.go
のファイルがあるパスまで移動し、下記のコマンドを実行します。
$ go run main.go
Gin
の実行時のデフォルトポートは「8080 番」なので、ブラウザで「 http://localhost:8080/
」にアクセスします。
このように表示されていれば成功です!
最後に
今回はとりあえず、 Go 言語
の WAF
である Gin
を使用して「 Hello World!
」を表示するところまでを説明しました。次回以降、データベースを CRUD
操作できるアプリの開発方法の説明をしていきたいと思います。
今回使用したコードはこちらにありますので、参考にしてもらえればと思います。
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