Rust
を使用した Web
アプリケーションフレームワークを使いたかったので、 Rust
を Mac
にインストールしてみました。
今回は Mac
に Rust
をインストールしたときの手順を説明していきたいと思います。
前提条件
- iMac macOS Big Sur : 11.5.2
- rustup : 1.24.3
- Rust : 1.59.0
rustup をダウンロードする
rustup
とは Rust プロジェクトが公式に提供しているインストーラーです。 rustup コマンドで Rust のコンパイルに必要なツールチェーンやクロスコンパイル環境を構築できるようになります。
rustup
をダウンロードするには下記のコマンドを実行します。
$ curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh
こちらのコマンドは rustup
の本家サイトに表示されているコマンドとなります。実行環境によってはコマンドの内容が変化するみたいです。
コマンド実行すると以下の選択肢が表示されます。
1) Proceed with installation (default)
2) Customize installation
3) Cancel installation
今回は「 1)
」のデフォルトで rustup
をダウンロードします。
ダウンロードできたか確認してみます。
$ rustup --version
rustup 1.24.3 (ce5817a94 2021-05-31)
このようにバージョンが確認できたらダウンロード成功です。
ツールチェーンをインストールする
Rust
を使用するためにはツールチェーンをインストールする必要があります。ツールチェーンには以下の3種類の配布用チャネルが用意されています。
- stable : 安定リリース版
- beta : 次期バージョンに向けたベータ版
- nightly : 開発版
今回は安定リリース版の「 stable
」でツールチェーンをインストールします。
$ rustup install stable
rustc
コマンドが使えるようになっていたらインストール成功です。
$ rustc --version
rustc 1.59.0 (9d1b2106e 2022-02-23)
Hello World! してみる
Rust
を動かせるようになってので試しに「 Hello World! 」を表示してみたいと思います。
プロジェクト新規作成
cargo new
コマンドでプロジェクトを新規作成します。
$ cargo new --bin hello-world-rust
Created binary (application) `hello-world-rust` package
作成されたプロジェクトのソースコードを確認してみます。
$ cd hello-world-rust/src
$ vim main.rs
fn main() {
println!("Hello, world!");
ソースコード確認すると「 Hello, world! 」を表示するプログラムが既に実装済みでした。
動作確認
cargo run
コマンドで動作確認してみます。デフォルトではデバッグ用ビルドになるので、 --release
オプションを指定してリリース用ビルドにします。
$ cargo run --release
Compiling hello-world-rust v0.1.0 (/Users/koichiezato/Projects/hello-world-rust)
Finished release [optimized] target(s) in 11.31s
Running `/Users/koichiezato/Projects/hello-world-rust/target/release/hello-world-rust`
Hello, world!
無事、「 Hello, world! 」が表示されました!!
最後に
今回は Rust
のインストール方法について説明してきました。無事インストールできて「 Hello, world! 」を表示させることができました。 cargo
コマンドを利用してプロジェクトの作成やビルドなどを行うので、 cargo
コマンドの使い方もしっかり覚えていきたいですね。
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